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仮想通貨用のウォレット「MetaMask」の登録方法を紹介

現金は、財布で管理。
キャッシュレスならアプリで管理しますね。

では仮想通貨はどうでしょう?
仮想通貨は仮想通貨用のお財布(以下ウォレット)で管理します。
ウォレットがないと基本的にWeb3関連のサービスは使えません。

この記事では、MetaMaskの登録方法を紹介します。

目次

MetaMaskはイーサリアムに特化したウォレット

MetaMaskは仮想通貨用のウォレットです。
ウォレットの中でも「イーサリアム」に特化しています。

イーサリアムとはプラットフォームのことです。
イーサリアム上で使える仮想通貨がETH(イーサ)。

イーサリアムは仮想通貨界の総合商社。
NFTアートやゲーム、DeFiなど、ブロックチェーンを利用したサービスを幅広く展開しています。

イーサリアムから派生したトークンとも互換性があり、MetaMaskで取扱可能です。
派生したトークンってイメージが付きにくいですね。

ルイヴィトングループを思い浮かべるとわかりやすいでしょう。
ディオールやフェンディ、ロエベといったブランドもルイヴィトングループですよね。
イーサリアムにも同様のグループがあると考えてください。

ちなみに日本国内で取引されている、イーサリアムから派生したトークンは下記。

  • OMG
  • BAT
  • IOST

上記は一例です。
海外の草コインまで含めると数万種あるとも言われています。

別のチェーンの仮想通貨も扱える

異なるブロックチェーンの通貨でも、イーサリアムの仕組みを外部から取り入れることで扱えるようになります。
特に有名なのが下記の2つ。

  • バイナンススマートチェーン(BSC)
  • ポリゴン

上記以外にも

  • Abalanche Network(アバランチネットワーク)
  • XDai(エックスダイ)
  • OKEx Chain(オーケーイーエックスチェーン)
  • KuCoin Community Chain(KCC クーコインコミュニティチェーン)
  • Harmony(ハーモニー)
  • Huobi Eco Chain(HEC フォビエコチェーン)
  • Fantom(ファントム)

などがあります。

上記ブロックチェーンで利用される仮想通貨もMetaMaskも取り扱い可能。
手動で設定を行う必要があります。

上記で掲載したチェーンの通貨を一括管理できる仮想通貨ウォレットが「MetaMask」なのです。

なぜMetaMaskが必要なのか?

国内取引所の口座でも仮想通貨は保管できます。
ではなぜMetaMaskが必要なのでしょうか?

その理由は下記。

  • 国内取引所の口座では扱えない通貨がある
  • 取引所とサービス間は直接のやりとりに対応していない

まだわかりづらいので、ネットショップで買い物をした想定で例えてみましょう。
支払いは「銀行振込」を選択したと仮定します。

「ゆうちょ銀行には対応しているけど、僕が使っている〇〇銀行には対応していないのか・・・」

上記で示した「〇〇銀行」が取引所に該当します。
なので仮想通貨用のウォレットが必要というわけ。

MetaMaskにはアプリ版とWeb版がある

MetaMaskにはアプリ版とWeb版があります。
アプリ版はiOSとAndroidの両方に対応。
Web版はGoogleの拡張機能としてインストールする形です。

PCをよく使うという人はWeb版を、スマホをよく使う人はアプリ版をそれぞれインストールしてください。

Web版の対応ブラウザ

すべてのブラウザがMetaMaskに対応していないのが現状です。
代表的なものを3つ紹介します。

  • Google Chrome
  • Brave
  • Microsoft Edge

他にはFireFoxやOperaが対応。
上記以外のブラウザを使っている方は、対応しているブラウザに乗り換えてください。

MetaMaskでできること

MetaMaskでできることは下記4点。

  • 仮想通貨の購入と保管
  • 仮想通貨の送金、受け取り
  • 仮想通貨の決済
  • 通貨のスワップ(交換)

長財布なら紙幣や硬貨、カードを収納するポケットがありますよね。
MetaMaskも同じようなもの。
多機能なお財布のWeb版ですね。

仮想通貨の購入と保管

ウォレットを通して直接通貨の購入ができます。
保管できるのは通貨だけに限らず、NFTも保管できるのが特徴です。
長財布だとカード収納スペースにNFTを差し込むイメージですね。

仮想通貨の送金、受け取り

ウォレットから通貨の送金、受け取りが可能です。
個人間でももちろん可能。

PayPayやLINE Payのように、仮想通貨で割り勘する時代がくるかもしれません。

仮想通貨の決済

サービスの決済もウォレットから直接行えます。

画期的なのが、サービスごとにIDやPWを設定しなくてもよい点。
代表的なのはOpenseaでしょう。

OpenseaはIDやPWの設定が必要ありません。
Openseaにアクセスし、都度MetaMaskに紐づける形です。
MetaMask自体がIDでありPWといってもよいでしょう。

通貨のスワップ(交換)

仮想通貨同士のスワップのことです。
日本円に換金するのであれば、取引所や販売所で交換します。

セキュリティに問題はないのか

MetaMaskではアカウントに関連する情報をユーザー自身で管理します。
よって運営の不祥事や過失による情報漏洩はありません。

自分のアカウント情報にアクセスするための「秘密鍵」を第三者が特定することは不可能だといわれています。
自分にしか開けられない部屋の鍵を持っているようなものです。

MetaMaskはリテラシーが問われる

いくらMetaMaskのセキュリティが高いとはいえ、MetaMaskを扱う我々のリテラシーが問われます。
MetaMaskで考えられるユーザーの過失は下記のとおり。

  • MetaMaskのパスワードを忘れてしまった
  • 詐欺サイトにMetaMaskを接続し、資産を全て抜かれる
  • シードフレーズを人に見られてしまった

上記は全て自己責任。
Web3に関連したサービスを利用する場合、自己管理能力を問われます。

スマホ版をご利用の場合、端末の管理にも余計に気を使う必要がでてきます。

Web版のMetaMask登録方法を紹介

Web版の方がセキュリティ対策をしやすく、使い勝手もよいです。
当記事ではWeb版を推奨しています。
Web版で登録しても、アプリ版と同期が可能です。

まずはメタマスク公式にアクセス。

1.「Chrome」になっているのを確認。
2.「Download」をクリックします。


開始をクリック。


新しくウォレットを作ります。
「ウォレットを作成」を選択しましょう。


文面を読んで理解できたら「同意する」をクリック。


ログイン用のパスワードを決めます。
最低でも8文字以上。
利用規約を読み、同意したらチェックボックスにチェックを入れ、「作成」をクリックします。


1分半の短い動画を見て、「シークレットリカバリーフレーズ」について理解しましょう。
画面右側の文面も重要なのでしっかり読んでください。
シークレットリカバリーフレーズは超重要です。
「次へ」をクリック。


ぼやけている部分をクリックすると12個の英単語が表示されます。
これがシークレットリカバリーフレーズです。

確実に紙面に書き写して管理しましょう。
スクリーンショットで残すとハッキングされた時に危険です。

シークレットリカバリーフレーズを使うのは下記の場合。

  • 端末を買い換えたとき
  • 別の端末からログインするとき

シークレットリカバリーフレーズを忘れたらウォレット内の資産には2度とアクセスできません。
紙面にシークレットリカバリーフレーズをメモしましたね?
次へをクリックします。

12個の英単語がランダムに並んでいます。
前の画面と同じ順番で12個の英単語を並べ替えましょう。
終わったら「確認」をクリックします。


以上でアカウントが作成されました。
「すべて完了」をクリックするとマイページに飛びます。

重要なのでもう一度。
シークレットリカバリフレーズをなくすと復元はできません。
紙面にメモしましたね?


マイページ(管理画面)です。
この画面から色々な処理を実行できます。

アプリ版をWeb版と同期する方法


Web版を登録したあとにアプリ版と同期する方法も併せて紹介します。
アプリを開くと上の画面が表示されます。
画面下の「開始」をタップしてください。


赤枠で囲んだ「シークレットリカバリーフレーズでインポートする」をタップ

この画面が出てきたら3ステップ

  1. Web版と同じシークレットリカバリーフレーズを入力
  2. Web版で決めたパスワードを入力
  3. 再度パスワード入力

すべて入力すると「インポート」がタップできるようになるのでタップ。


この画面で出てきたら完了です。
「完了」をタップすると管理画面に映ります。

  • この記事を書いた人

フリーランスになって挫折し、現在は勤め人の30代男性。 ブログは2度挫折を経験済みです。 死ぬときに悔いを残したくないのでブログとフリーランス再挑戦中。

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